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2016年8月23日

2016.08.23    オリンピックのサッカー、なぜ年齢制限?

ライター
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スポーツの楽しさをお伝えするATHLEADブログ。

 

先日でリオオリンピックも終わり、日本は過去最多のメダルを獲得しましたね!
サッカーはというと、ご存知の通り、残念ながら、予選リーグ敗退。

 

初戦のナイジェリア戦でかなり苦しくなってしまった感がありましたね…残念でした。

次の東京オリンピックでの活躍を期待したいですね!

次の東京オリンピック世代と言われているのは、現在の、U19の日本代表選手達。

 

超高校級、多くのオファーの届いていた京都橘高校の岩崎選手、

昨年の選手権でも話題をさらっていた、ジュビロ磐田の大型ルーキー、小川航基選手などが中心になってくると思われます。

 

実はすでに年代別代表として、海外遠征などの活動を行い、2020年に向けて準備をしています。いまから楽しみです!

ところで、オリンピック代表は、男子サッカーだけ、U23という年齢制限がありますね。

 

女子はありません。
他競技でも聞かない話です。
なぜでしょうか??
というのが今日のお題。

 

以下、少し長くなってしまいますが…

五輪の男子サッカーに年齢制限があるのは

簡単な話、FIFAがワールドカップのみ世界No.1の国を決める大会と位置付けているからです。

 

古い話になりますが、オリンピックでは
IOCのアマチュア条項規定により
1970年代まで全ての競技でプロ選手の参加が認めらませんでした。

 

サッカーにおいては既に20世紀前半には、

世界中でプロリーグが開催されプロアマ年齢制限のないFIFAワールドカップにはこれらのプロ選手が出場していました。
それと同時にこれらの選手はIOCの既定で五輪への出場ができませんでした。

 

1984年のロサンゼルス五輪からサッカー競技でもプロの参加が認められるようにもなりましたが、

当然、ワールドカップの質を下げたくないFIFAが猛反発。

 

集客No.1のサッカーで儲けたいIOCと利害関係で対立したのです。

結局この大会はワールドカップに出場経験がないプロ選手(年齢制限なし)のみが参加できるというルールとなりました。

 

その後、話し合いが行われ、1992年のバルセロナ五輪から現行の23歳以下のルールとなった訳です。

この年齢制限は当然の事ながらIOCは不満極まりなかった訳で、

IOCはFIFAに対し五輪の年齢制限の廃止を強く求める訳ですが、当然FIFAが認める訳はありません。

 

妥協案として出たのが、オーバーエイジ。

FIFAが年齢制限なく3人まで出場可という案をIOCに提示。

 

このルールにより五輪にスター選手が出場して来ると睨んだIOCは渋々ですがこの案を受け入れた、という訳でした。

 

先ほど、U19日本代表として、すでに東京オリンピック代表候補選手達が活動している、と書きましたが、

FIFA主催で、トップ年代のワールドカップをはじめとして、各年代で、ワールドカップが開催されています。

 

各年代で、世界大会を開く、参加国側は、選手育成の観点から、貴重な場として捉えて、活動する。

 

チーム、選手の強化=大会、試合の商品価値を上げる

その中にうまく、オリンピックという大会を組みこんでしまった、ということですね。

 

中長期的に、非常にうまい、ビジネスプランでFIFAは動いていると言えますね。
(IOCもそうですが、裏でのお金の黒い話も度々出てきますが…)

 

うーん、うまい!

 

というわけで、次はワールドカップ最終予選!!

みんなで応援しましょう〜!

 

それでは今日もスポーツを楽しもう!!