スポーツの楽しさをお伝えするATHLEADブログ。

今週はバーテンダーJが「Barの小話」を紹介させて頂きます。

2016年の一番最初のブログということで、毎度のことながら何について書こうか困ってしまいました。
正月早々困りに困り果て、気分転換に甥と映画を見ていると映画の中の海賊が言いました。
「深く考えるな！とりあえずラム酒でも飲んどけ。」
Yo〜ho〜‼︎ Let’s go pirates!! Love you Jack Sparrow!!
という訳で、本日はモヒートやラムコークでもお馴染み「ラム酒」にまつわるエピソードを一つ紹介したいと思います。

時は18世紀、イギリス軍の提督「ネルソン」のお話です。
ネルソンさんはトラファルガーの海戦でフランスとスペインの連合艦隊をやぶり、ナポレオンのイギリス侵攻を阻止するという凄いことをやってのけた人です。
しかし彼は海戦中に狙撃され命を落としてしまいます。

残されたネルソンさんの部下たちは彼の遺体を腐敗させずにイギリスに持ち帰るために、なんと船に乗っていたラム酒のタルに入れて持ち帰ることにしたのです。
ネルソンさんを腐らせまいと必死に考えた末に、ラム酒のタルに入れるというところが提督に対する水兵たちの思いを感じますね。
ネルソンさんも嬉しかったと思います。
これで無事にイギリスに帰れるし、ちゃんと葬儀もしてあげれると誰もが安心していました。
そして、船もイギリスに着いてネルソンさんが眠るタルを開けると…

ビックリ！！
ネルソンさんは干からびてしまっていたのです！

Why!?なぜだ！?と皆様も思ったと思います。
犯人は実は水兵たちでした。
偉業を成し遂げたネルソンさんのパワーにあやかろうとした水兵たちは、なんとネルソンさんが入っていたタルのラム酒を少しずつ飲んでしまったのです。
毎日少しずつ飲んでしまった結果、イギリスに着く頃にはタルが空となってしまい、ネルソンさんは干からびてしまったのです。
この事からラム酒は時に「ネルソンズブラッド」と呼ばれることもあります。

正月早々縁起の悪い話をしてしまったでしょうか。
しかし2016年はネルソンさんのような偉業を成し遂げられるような一年になればと思い、「ネルソンズブラッド」のお話をさせて頂きました。
今年もコツコツ、一つずつ頑張っていこうと思います。

Good time for Good life.
何かを成し遂げた後のお酒も美味しいはず‼︎ そのためにも今日もスポーツを楽しもう！