2017.06.02 『データから観るサッカーの面白さ①〜1人辺り10キロ〜』
スポーツの楽しさをお伝えするATHLEADブログ。
みなさんこんにちは。
コウスケです。
と言うわけで、毎度、サッカーの話と言うことで…
今回は割とコアな方向けになってしまいますので、悪しからず…
そして、先にお伝えしておきます。
話が長くなってしまいましたので、二回に分けてお送りしたいと思います!!
今回お伝えするのは、『サッカーにまつわるデータ』のお話。
スポーツの楽しみ方の『観る』と言う部分の話です!
近年、テクノロジーの発展から各試合ごとの
『選手の走行距離』
のデータを目にすることがある方もいるのでは、と思います。
例えば、こういったものですね。
【トラッキングデータ】
(Jリーグ.jpより)
こちらを見ていただければわかるように、ようは、選手一人一人がどれくらいの距離を走ったのか、それと、何回スプリントしたのか、と言う数値をデータとして記載しています。
ただ、個人的にこのデータは、
「とにかく、物足りない」
と思ってしまうのです。
参考までに、上記サイトの中を一位のみご紹介すると、
【走行距離】
今シーズン、一位
個人
高橋義希選手 サガン鳥栖
13.66キロ
チーム
ガンバ大阪
125.468キロ
【スプリント回数】
今シーズン、一位
個人
田中佑昌 選手 43回
チーム
ガンバ大阪 212回
となっています。
ガンバ大阪、凄い走ってるなぁ〜と。
でも、これだけだとサッカーの中身的には、何も見えてこないんですよね、と。
あえて、シンプルに、親しみやすく、最低限のデータしか見やすく記載していないのかもしれませんが、やはり、これでは参考にもならない、と言わざるを得ないわけで・・・
なんだか、勿体無いなぁと思ってしまいます。
そこで!!
まずは、こちらの方。
ゲームアナリストの庄司悟さん(@Ballistrund )は、走りの強度による分布を付け加えて、海外とJリーグとの比較をしています。
以下、上記記事からの引用ですが、
Jリーグの今季一試合平均走行距離
=114キロ
ブンデスリーガの一試合平均走行距離
=113.5キロ
そう、変わらないんですね。
でも違うのは、走行スピード別の分布。
スピードを、ジョギング、ウォーキングレベルのスピードから、ランク付けして四段階に区分。
ブンデスリーガは、遅い方から≪75%→19%→3%→2%≫となります。
一方で、
Jリーグは、スプリント以上の割合がわずか≪1%≫とのことです。
スプリント回数は、ブンデスリーガでは、リーグ全体での平均スプリント回数が204回。
Jリーグのチーム平均の一位が、ガンバ大阪の184回ですから、大きく引き離されています。
こういったものを組み合わせ、Jリーグよりもブンデスリーガや海外のサッカーと試合を見比べると、なるほどテンポが確かに違うな、と1つ見方が付け加えられてきます。
それでも、僕はまだ足りないと思っていまして。笑
あとたった1つ、レイヤーをかけることで飛躍的に同じデータが面白くなる!
と、勝手に考えています。
それは…
『ボールの状況別』
です!!
これを走行スピード分布のグラフに、付け加えると…
という話を次回お伝えしたいと思います!!
それではみなさん、今日もスポーツを楽しみましょう!