2017.01.24 トレーニング論あれこれ
スポーツの楽しさをお伝えするアスリードブログ。
今回は、サッカーコーチとしての活動の中から、サッカーのトレーニングの種類についてご紹介。
みなさん、サッカー経験者の方なら、サッカーの練習メニューで、「これよくやったなぁー」ってメニュー、あるのではないでしょうか!?
とくに、30才以上(読者の方、おいくつか想定しておりません…)の方は、やはりこれでしょう!!
パス出して、落として、走って行ってシュート!
いわゆる、ポストシュート!
あとは、
二人組で、パスをしながら、ゴールラインからゴールラインまで、パスとダッシュを繰り返す。。。。こちらは微妙でしょうか??あまり経験ないですかね?
最初の、ポストシュートは、アナリティックメソッド、オレアーダ(一方向への攻撃)
です。
2つ目も、同じ。
ナンノコッチャ、という方向けに、本日は以下でご紹介させていただきます。
サッカーのコーチというのは、最低限、トレーニングの目的や、選手の状況に応じて、これらのトレーニング方法を組み合わせ、調整しながら行っています!!
基本は、スペインでの区分となっていますので、日本語の名前ではありませんが、あしからず。
1アナリティコ
→相手のいない中で特定の技術をトレーニングするドリル形式
例:コーンドリブル、パスドリル
2グローバル
→相手がいる中でのトレーニング
例:3対3、4対2
3インテグラル
→プレーの前、中、後を再現しながら一連の流れをもたらすトレーニング
例:ボールを奪ってから(前)ショートカウンターでシュートまで行く(中)シュート(後)
4システィマティコ
→チームコンセプトに基づいて、練習する
例:上記のシュートカウンターであれば、自分達のフォーメーションから、どこに誰がポジションを取り、どこでボールを奪ったところからカウンターが始まるのか、再現した形でトレーニングを行う。
それから、
1ポゼッション
→方向性がない
2オレアーダ
→一方向へ攻撃
3ゲーム
→双方向へ攻撃
これらのトレーニングを組み合わせて、行うわけです。
なんとなく伝わりましたでしょうか。
何かを、求めると、何かが失われる、とはよく言ったもので、万能のトレーニングは存在せず、それぞれの特徴を、それぞれの目標に合わせて使い分ける、それが大事です。
という、わけで、サッカー先進国では、サッカーは「学問」です
それくらい、深くまで、日本のサッカーも、突き詰められたら、体罰や非科学的な、走りのトレーニングなど、無くなって、今より、もっともーっと、サッカー、スポーツを楽しめるようになるのでは!?
なんて思います。
それでは、スポーツを楽しもう!