2016.07.12 『戦術的ピリオダイゼーション理論について
ライター
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スポーツの楽しさをお伝えする、アスリードブログ。
3回目の登場、コウスケです。
3回目の登場、コウスケです。
引き続き、サッカーについて…
サッカーのトレーニングをプランニングする際に、近年、最も注目
それは、
FCポルト監督時代に、チャンピオズリーグ制覇を成し遂げた際に 、モウリーニョ監督が採用していたことで、一躍脚光を浴びた、
『戦術的ピリオダイゼーション理論』
です。
こちらの理論は、
ポルトガルの教授、ビクトールフラデによって、30年前に基礎付 けられたそうです。
30年前です。
そして、FCポルトが優勝したのは、2003-2004シーズン です。
日本で、どれだけこの理論が定着しているかというと…
聞いたことがある方は、サッカーコーチの勉強をかじったことある 人くらいでしょう。
ある意味、日本サッカーがどれだけ遅れているか、というのがわか りますね。
ある意味、日本サッカーがどれだけ遅れているか、というのがわか
話は飛びました、戦術的ピリオダイゼーション理論、というものは 、わかりやすく、ドイツで指導者として、ジャーナリストとして活 動している、鈴木達郎氏のブログに、翻訳された形で、 非常によくまとまっていますので、詳しくは、そちらにお任せしま す
http://www.tatsurosuzuki.com/ wp-content/uploads/2014/01/ periodizacion-tactica.pdf
http://www.tatsurosuzuki.com/ wp-content/uploads/2014/01/TP- Extra.pdf
鈴木達郎WEBページhttp://www. tatsurosuzuki.com/)
http://www.tatsurosuzuki.com/
http://www.tatsurosuzuki.com/
鈴木達郎WEBページhttp://www.
ピリオダイゼーションは、日本語に訳すと、
『期分け』
です。
ようは、プランニングをしていきましょう、という話なのですが
サッカーというスポーツを
「カオス」「複雑系」と定義する考え方など、
様々な点で、今の日本のサッカー現場に「気づき」を与えてくれる 理論であることは間違いないのですが、その中でも、僕が感じる、 必要だというポイントは、上記のページからの引用させて頂くと
「指導者にとって最も重要な能力は、視覚的に、また言葉によって 、原則となるプレーモデルを極めて明確に具体的に表現し、伝達す る能力である。それによって全選手の頭がクリアになり、各選手間 で脳内映像が共有されるからだ」
『コーチは、年代ごとの選手の発達過程に気をつけなければならな い。ゲームインテリジェンスの発展は、ボール技術の発展に比例し ない』
『そのミスがどの段階のミスなのかをトレーニングの中で見極め修 正する必要がある。その際に判断する尺度となるのが、プレーモデ ル、プレーコンセプトである。』
『プレーモデルとは、コーチが、それによって選手全員をあら一つ の共通の方向性の元にこれから起こるべきことを予測させることを 可能とする枠組みである』
これまでの古いサッカー理論から行くと、技術戦術フィジカルメン タルと全てが分断され、線形モデルとして、 サッカーは捉えられていました。
サッカーが、複雑で、様々な要因が相互に関係し合ってる、からこ そ、チームのコンセプトやビジョン、プレーモデルが大事だ、 それに基づいて、全てプランニングしよう、という話なのですが
戦術的ピリオダイゼーション理論の中で、大事にされている、
複雑系の組織理論
というのは、サッカーに置き換えられるそれよりも前に、今の世の 中、経済、それらを分析される際に用いられてきている、理論です 。
https://ja.m.wikipedia.org/ wiki/%E8%A4%87%E9%9B%91%E7%B3% BB
複雑系の経営―「複雑系の知」から経営者への七つのメッセージ
https://www.amazon.co.jp/dp/ 4492500669/ref=cm_sw_r_cp_api_ 1A8GxbA5TEYD3
自己組織化と進化の論理―宇宙を貫く複雑系の法則 (ちくま学芸文庫)
https://www.amazon.co.jp/dp/ 4480091246/ref=cm_sw_r_cp_api_ XB8GxbW7QDG40
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その他、サッカーにおいて、経済や、ビジネスの分野、心理学や、 哲学、教育学の分野から、転用されている理論などが非常に多く、 深く、分析され、ヨーロッパでは、日々研究が進んでいます。
それには理由があり、
人が集まり、目標に向けて、協同し、答えのない中で、自分たちで 答えを求めて、事業を進めていくこと
その部分で、サッカーチームのマネジメントと、会社、ビジネスの 世界が似ているから、と言われています。
サッカーの試合で必ず勝てる、方程式というものはありません。
直近の対戦相手や、その他の相手も含めた、すべての相手を踏まえ た、自分たちの強み、弱みを分析し、自分たちなりの最善手を練り ます。
それは、ビジネスの世界でも、同じかと。
進んでいる、ビジネスの世界でのまざまなフレームワーク、理論か ら、サッカーは日々進化しています。
ビジネスの世界を含め、様々な世界から、サッカー界も日々学び続 けています。
う〜ん、奥深いスポーツです。
さあ今日もスポーツを楽しもう。