Athlead03
 
Athlead02
 
Athlead01
 

BLOG

2016年5月2日

2016.05.02    カズの愛犬

ライター
<? echo $writer2->name; ?>
name; ?>

アスリートの魂伝道師マサです。
KING KAZUの魂をご紹介!

 

本日はゴールデンウィーク真っ只中という事で
ほっこり記事を1つご紹介させて頂きます。

 

【出典 1999年読売新聞投書欄より抜粋】

—————————————————–

ある日早朝の公園で
ミニチュアダックスを散歩させていたら
黒と鼠色のブチのお世辞でも綺麗とは言えない
雑種の犬がこちらに猛然とダッシュしてきた。

 

私は危険を感じたのでミニチュアダックスを抱き上げた。
その雑種の顔を見ると
とても穏やかな表情で尻尾をふってこちらを見ている。
どうやら遊びたかっただけのようだ。
ちょっと安心したのも束の間遠くの方から

「オーイ!カポネ!だめじゃないか!」
と大声で怒鳴りながらトレーニングウェアで
こちらに走ってくる人物が、
よくみるとカズこと三浦知良じゃないか。

 

カズは「どうもすみませんリードを振り払って
走っていってしまったもので」
と恐縮しきりだったので
「いいですよ、でもこの犬はカズさんの犬じゃないですよね?
どなたの犬ですか?」
と聞いてみた。
なぜなら雑種の日本犬だったからだ。
するとカズは笑顔でさらりとこう答えた
「僕の犬です、カポネ、5歳のオスです」

 

私は失礼だとは思ったが思わず一言言ってしまった。
「えーカズさんが雑種飼ってるなんて信じられない」
するとカズは大笑いしながらこう答えた。
「みんな同じこと言いますね、そう、ただの雑種です、
保健所から貰ってきました。
僕にはそこにいたすべての捨て犬を家族にはできないけど」

そしてリードを手に取ると
「どうもすいませんでした、カポネいくぞ!」

と言って走って行ってしまいました。
カズさんとカポネが去ったあとほんのり春の風が吹いていました。

 

そう、命にブランドや血統書なんて関係ない。
人一人が出来ることは限られますが、
大勢の人がカズさんのような人だったら
もっと穏やかな世の中になるのかもしれませんね。

—————————————————–

皆様ゴールデンウィークは如何お過ごしでしょうか?

 

 

公園にお出かけしたらこんな素敵な出会いがあるかもしれませんね☆

それでは、今日もスポーツを楽しもう!