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2016年3月24日

2016.03.24    バーテンダーもアスリート?

ライター
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スポーツの楽しさをお伝えするATHLEADブログ。

 
今週はバーテンダーJが「BARの小話」を紹介させて頂きます。

少しずつですが暖かくなってきて、春の陽気を感じる日も増えてきた今日この頃。
今年は平年よりも桜の開花が早いそうで、一番開花が早い福岡も先日開花しましたね。
2016年、一番最初の桜の開花は福岡、では一番最初に洋式のBARとして誕生したのはどこのBARなのか。
本日は「一番最初」つながりで、「日本で一番最初に誕生したBAR」についての小話をしたいと思います。

お酒の世界では多いですが、実は一番最初のBARについては色々な説があります。
最も有力なのは今から150年以上も前の1860年、日本で初めてのホテルとして開設された「ヨコハマ ホテル」に併設されていたBARだと考えられています。
つまり横浜はBAR発祥の地と言える訳です。
残念ながら、こちらのホテルのBARは現在はなくなってしまい、記念碑が建っている状態です。

その後、港町横浜には外国人相手のホテルや店が次々とオープンしていき、なんと日本初のカクテルとも言われている「バンブー」も誕生します。
「竹」が外国人の方が持っていた日本のイメージだったとも言われており、その後も有名なカクテルが続々と誕生しました。

急激な進化を遂げる時代でありながら、洋酒やカクテルの情報、知識が日本には入ってきておらず、バーテンダーとして生きていくことはとても大変だったと思います。
店によっては氷が高級すぎることから、カクテルをシェイクする際に氷を使用できず、わずかにしか温度を下げれていないものを出していたそうです。
しかし、空間の雰囲気や作る様子などの「ムード」というエッセンスを加えて「清涼感」という味を作り出していたと聞いています。
今ほど冷たくないのに涼しさを演出し、飲んだことのない味わいは今までに感じたことのないものだったと思います。

当時のカクテルブックには類似したカクテルのレシピが多く、砂糖10gと砂糖5gのような微々たる違いのカクテルも多いです。
しかし、その違いを楽しめるほど洗礼された技術が存在したんだと思います。
当然、自然とその技術を競う大会も開催され、今では月に一回は大会が行われるまでとなりました。

 
「アスリート」の語源はギリシャ語で競技会やコンテストの「参加者」を意味するそうです。
そういうくくりで言えば、大会やコンテストが存在するバーテンダーもアスリートなのかもしれません。

Good time for Good life.
いいお酒を飲むために、今日もスポーツを楽しもう。