Athlead03
 
Athlead02
 
Athlead01
 

BLOG

2015年11月3日

2015.11.03    ビッグフットの登山日記 ~屋久島縦走記 総集編~

ライター
ATHLEAD
ATHLEAD

スポーツの楽しさをお伝えするATHLEADブログ。

こんにちは。ビッグフット藤本です。

登山の魅力をビッグフットならではの切り口でご紹介した屋久島縦走記。
魅力といっても、一言で語りつくせる訳ではありません。
最終回までなんと14週もかかってしまいました。笑

最終回は、屋久島縦走記の総集編をお送りいたします。
ガイドブックには載っていない余計な情報満載です。笑

2015年 8月2日3日(1泊2日)

≪縦走初日≫
淀川登山口から、日本最大の高層湿原、花之江河、九州最高峰の宮之浦岳を登頂し、新高塚小屋でテント泊。
≪縦走二日目≫
朝焼けの縄文杉を拝み、人気スポットのウィルソン株、トロッコ道を通り、白谷雲水峡に抜けるコースです。
【2015_11_03_01】

前日に手配したタクシーに乗り込み、安房の民宿を5:00に出発します。
6:00に淀川登山口に到着。
朝食のおにぎり弁当を食べ、ストレッチをすませ、登山届を出します。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

そして、屋久島山岳部保全募金500円を投入!
山岳部のくみ取り式トイレは、なんと人力で運搬しているのです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

千里の道も一歩から!
出発です!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

登山道は決して広くはありません。
登りが急なところは、岩や、木の根が階段代わりになっています。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

登り始めてすぐ、壮大な自然の中にお邪魔している気分になります。
ここで人間は、何も加えず、何も除かず、あるがままの自然を楽しませてもらうのです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

歩き始めて30分、遂に世界遺産登録地域に突入です!
淀川の水は透きとおっていて本当にきれいでした!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

淀川登山口から歩き始めて2時間弱。
左側に高盤岳1711mが見えてきます。
この高盤岳の頂上にそびえ立つ奇妙な岩こそ、ビックフットの屋久島縦走の決め手となったのです!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

『とうふ岩』と呼ばれるこの岩は、花崗岩でできていて雨水の浸食によってこの形になったと言われています。
等間隔にまっすぐ包丁を入れた、まさに豆腐を切った様な形は、不思議としか表現できません。
岩の大きさにも驚かされました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

屋久島の人気登山コースは、縄文杉を往復する日帰りのコースですが、ビックフットはこの奇妙な岩を見たいがあまりに、縦走ルートを選択したのです。
この後も宮之浦岳山頂に続く登山道には、いくつもの奇妙な岩が点在していました。
「人間では到底立ち会うことのできない長い時間をかけて、とうふ岩は誕生したんだ。それに比べたらビックフットの一生なんて一瞬だ!限られた時間、何事も全力で挑もう!!そうだろ、屋久島!?」
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

とうふ岩から間もなく、日本最南端の高層湿原 花之江河に到着します。
湿原の上に木道が整備されていて、歩くのも快適です!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

花之江河から投石岳まで登りが続くのですが、岩の上を水が流れる道を進んだり、ロープ場があったりと、ワクワクする道が続きます。
特に難しいポイントではないのですが、ロープを使うと登山している気分倍増です。笑
【2015_11_03_12】

ちょうど風の通り道にもなっていて、気持ちの良い登りでした!
【2015_11_03_13】

途中から高い木が無くなり、見晴らしも良くなります。
安房岳、翁岳、栗生岳を通過し、遂に九州最高峰1935m の宮之浦岳にアタックです!

淀川登山口から、この宮之浦岳山頂までの標高差は600m弱ですが、昇り降りを繰り返しての累積標高になると1000mにもなります。
1800mを越えたあたりから森林限界を越え、大きな木が無くなります。
視界が開け、笹の山道をさらに進んでいきます。目まぐるしく変わる景色、疲れに気づくこともありません!笑
栗生岳からこの坂を上りきったところが、九州最高峰1935mの宮之浦岳山頂です!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

淀川登山口から5時間30分、12時、遂に宮之浦岳登頂です!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

山頂といえば360°パノラマ!
カモン、絶景!!!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

花之江河付近では快晴だったのですが、山頂はこの通りガスっていました。
(晴れていると種子島まで見えるそうです。泣)
山頂でランチを済ませると本日の宿泊地、新高塚小屋を目指します。
宮之浦岳を背に、ドンドン下っていきます。
そしてこの景色と出会った瞬間、米良美一さんの“もののけ姫”のテーマソングが頭の中で流れてきたのです!
はりつめた~弓の~
ふるえる~弦よ~

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

九州最高峰1935mの宮之浦岳山頂から、宿泊地新高塚小屋まで、森林限界から再び樹林帯へと戻っていきます。
新高塚小屋に到着したのは15時。
山小屋といっても、富士山のような有人の山小屋ではありません。
売店はもちろん寝具などの用意は一切ありません。
受付がいないので予約なんてもってのほかです!笑
山小屋の中は登山者同士で譲り合いながら利用します。
宿泊者で山小屋がいっぱいになると、後から到着した人は外でテント泊となるのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

※新高塚小屋には先客がいて写真を撮ることができませんでした。この写真は淀川小屋ですが、どちらも同じ様な雰囲気です。

山小屋内に寝袋をしくスペースは十分にありましたが、行動の制限も出てくるので(いびき・寝返り 笑)、山小屋の外でテントを張り野営をすることにしました。
ウッドデッキの適当な場所を見つけ、テントの設営です。
テントといっても、登山で使うモノは寝袋と同じ位の超コンパクト仕様!
折りたたみのポール2本で組み立てられる簡単なもので、一人で5分もかからず設営ができてしまいます!
重さも2リットルのペットボトルもありません!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

寝床ができあがると、次は水の確保へ。
9時間の登山で2リットル近い水を飲んでいましたし、夕食と翌日分の水は、ここで確保しなければなりません。
水が流れる音の方に歩いていくと・・・。
倒木にせきとめられた水が、蛇口代わりのホースを伝わって、流れ出ています。
ここが、水場です!笑
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

屋久島登山には携帯トイレが必須ですが、ここにきて改めて携帯トイレの重要性を実感しました。
人間が自然の中にお邪魔しているわけですから、水場の川上で猿が何をしようが、人間はそれに従う他ありません。笑
※写真の赤枠に注目!

昼は、体力の続く限り活動し、
夜は、日没とともに寝袋に入り、
朝は、あたりが薄暗いうちに目が覚めます。

山に入り丸1日が経ち、自然界のサイクルに、まるで人間本来の野性が取り戻されてくるようです。
2日目の朝、軽めの朝食を済ませ、テントを撤収。
早朝5時30分に新高塚小屋を出発します。
まだ薄暗い山道をヘッドライトをつけて進み、目指すは、屋久島縦走のメインイベント!
太陽が昇ってくると、それまで暗闇だった森がいっきに輝きだし、気温もみるみる上がっていきます。
森のスイッチが入ります。
新高塚小屋から山を下ること1時間、彼は突如目の前に現れたのです!

高さ30m
周囲 16m
樹齢 推定3000年以上
屋久島に自生する最大級の屋久杉、『縄文杉』です!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

『縄文杉』を通過しても、縄文杉級の杉が次々と登場してきます!
3m程離れた巨木同士がまるで手を繋いでる様に繋がっている夫婦杉です。
右側が夫で2000歳、右側は妻で1500歳。いまだにラブラブです!笑

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ウィルソン株は、アメリカの植物学者ウィルソン博士にちなんで名付けられたようですが、実はウィルソン博士が発見したものではないようです。
現地ガイドさん曰く、豊臣秀吉が京都に寺を建立するために切ったと言われていて、切り株の周囲が13mの巨木は現地で解体されることなく、そのまま京都まで運ばれていったようです!
その運搬方法は今でも不明なんだとか!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

切り株の中は空洞になっていて中に入ることができます。
屋久島ガイドブックには必ずと言っていいほど載っているこの写真!
ウィルソン株の中に入って、あるポイントから見上げると、切り株がハートマークになって見えるのですが・・・。
このポイントと見上げる角度は自分で探してみてください!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ウィルソン株から大株歩道入口まで下る登山道で、徐々に日帰り登山客が増えてきます。
細い登山道のため、すれ違い渋滞になることもしばしば(登山ですれ違う場合、基本的には登りが優先ですが、状況によって臨機応変に譲り合いも必要になってきます)。

大株歩道入口に着くと、大勢の登山者が休憩をしていました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

大株歩道入口からは、それまでのアップダウンが嘘のような平坦で歩きやすいトロッコ道が続きます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

楠川分れから荒川登山口に向かっていくと、トロッコ道がそのまま続くのですが、ビッグフットは屋久島縦走の最終目的地『白谷雲水峡』を目指し、楠川分れから再び山道に戻っていくのです。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

宮之浦岳までの登りもなかなかの歯ごたえでしたが、ビッグフット的には辻峠までの登りが、屋久島縦走で一番堪えた登りでした。
辻峠に到着したのが11時30分。
少し休憩を取ると、太鼓岩を目指し、もうひと登り頑張ります!
屋久島の山々の稜線がきれいに見えるはずでしたが・・・。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

太鼓岩の上は決して広くはありません。
写真撮影となるとちょっとした順番待ち状態になります。
「ヤッホー!」とお約束の掛け声が続くと、ビッグフットのエンタメ心に火が付きました!
記念撮影の順番が回ってくると、眺望のうっぷんを晴らすかの如く、思いっきり叫んでやりました!

「黙れ小僧!お前にサンが救えるのか!」

周りからは見事な失笑を頂きました。笑
(※もののけ姫のモロとアシタカのワンシーンは太鼓岩がモデルと言われています。)

再び辻峠に戻り、屋久島縦走最後の目的地『白谷雲水峡』を目指します!
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

辻峠から白谷雲水峡までは穏やかな下り坂が続きます。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最終目的地『白谷雲水峡』に突入!今にもコダマが出てきそうな雰囲気です!
宮崎駿監督 至極の名作『もののけ姫』の舞台となった屋久島。
森の中に入ると、いたるところにもののけ姫を感じさせるビューポイントがあります。
屋久島のガイドブックを見るのもいいですが、屋久島旅行を予定されている方には、もののけ姫を観ていくことを強くおすすめします!笑

淀川登山口を出発して30時間あまり、無事に白谷雲水峡のバス停に到着することができました!
屋久杉デトックスで心身ともにリフレッシュしたビッグフッドは、心地よい筋肉痛と、とてつもない達成感で放心状態となりながら、しばらくその場に座り込んでしまいました。

≪活動時期≫    8月2日6:23~8月3日14:08
≪活動時間≫    31:44 (テント泊含む)
≪活動距離≫    21.43km
≪高低差≫    1,324m
≪累積標高上り≫ 1,856m
≪累積標高下り≫ 2,603m

ビッグフットの屋久島縦走記、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
次回、ビッグフットの新たな旅にこうご期待!

それでは今日もスポーツを楽しもう!

2015年11月
« 10月   12月 »
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  
最新記事
月別
カテゴリ
ライター