2015.10.06 ビッグフットの登山日記 ~屋久杉の環境適応能力~
スポーツの楽しさをお伝えするATHLEADブログ。
こんにちは。ビッグフット藤本です。
屋久島縦走メインイベント『縄文杉』を通過しても、縄文杉級の杉が次々と登場してきます!
屋久杉を見に屋久島に来たビッグフットですが、恥ずかしながら超基本情報を誤解していたので、この場で皆様と共有させていただきます。
屋久島に到着した初日、屋久杉工芸品の店主から聞いた話です。
× 屋久島に生息する杉=屋久杉 (正しくはコスギだそうです)
〇 屋久島に生息する樹齢1000年を越える杉=屋久杉
一般的に杉の寿命は500年位と言われているので、いかに屋久杉が長寿であるかが分かります。
ビッグフット「なぜ屋久杉だけそんなに長寿になるんですか?」
店主「屋久島はもともと花崗岩でできた島で、杉は充分な養分を取ることができないんです。その分成長が遅くなり、木目の詰まった屋久杉が成長するんです!」
さらに店主は続けます。
店主「屋久杉は屋久島の雨に耐えるため、防腐や防虫、殺菌効果のある樹脂をたくさん蓄えます。屋久杉が長寿になるのは屋久島特有の環境があるからなんですよ!」
自慢の息子を紹介するような店主のトークに、思わず屋久杉ストラップを購入。笑
フラッと入った屋久杉工芸品のお店でしたが、勉強不足のビッグフットには、屋久島縦走をより楽しめる目から鱗の情報でした。
岩の上を這うように伸びる根を見ると、店主の話を思い出します。
3m程離れた巨木同士がまるで手を繋いでる様に繋がっている夫婦杉です。
右側が夫で2000歳、右側は妻で1500歳。いまだにラブラブです!笑
縄文杉が発見されるまで屋久島で最も大きかった杉がこの大王杉です。
ウィルソン株は、アメリカの植物学者ウィルソン博士にちなんで名付けられたようですが、実はウィルソン博士が発見したものではないようです。
ガイドさん曰く、豊臣秀吉が京都に寺を建立するために切ったと言われていて、切り株の周囲が13mの巨木は現地で解体されることなく、そのまま京都まで運ばれていったようです!その運搬方法は今でも不明なんだとか!
切り株の中は空洞になっていて中に入ることができます。
屋久島ガイドブックには必ずと言っていいほど載っているこの写真!
ウィルソン株の中に入って、あるポイントから見上げると、切り株がハートマークになって見えるのですが・・・。
このポイントと見上げる角度は自分で探してみてください!
自分は見つけることができませんでした。笑(ガイドブックを持った女子グループに場所を教えてもらいました。笑)
旅に出る前は、事前のリサーチによって楽しみ方がグッと深まることを改めて実感したのでした。
それでは今日も登山を楽しもう!