2015.07.25 「真面目であることと正しいことは違うんです」
スポーツの楽しさをお伝えするATHLEADブログ。
おもちゃのゴルフクラブでピンポン球を打って的に当てるゲームを娘達とやっていたら、うまくできない二女に対して長女が怒って、そしたら二女が大泣きして、それを見たママにこっぴどく怒られました。
オクです。
いやー、暑い日が続きますねー。
さて、丸山茂樹選手の幼少時代。
3歳から10歳までゴルフクラブを握らせなかったという飢餓状態が、本当に効いたのでしょうか。
10歳の誕生日のグリーンデビューはハーフで52。
その後、さらに熱が入る茂樹少年にゴルフの手ほどきをしようと、茂樹少年のパパは仕事を早めに切り上げて4時からは子どもとの時間と決めて、周りからは「親ばか」と言われるほどに。
そしてとにかく、ひたすら褒めて能力を伸ばしたそうです。
子どもが楽しんで練習できるように工夫して、どうしても叱らなければならないときは、たくさん褒めた上で「でもこうした方がもっと良くなる」という言い方をして育てたと言います。
また、「真面目であることと正しいことは違うんです。この区別を間違えちゃいけない」と言っています。
そのため、茂樹少年は、周りにならって真面目にやることよりも「それが正しいかどうか」で判断するクセがつきます。
父親から丁寧に愛情を注ぎ込まれて育てられた丸山選手は、尊敬する人としてよく父親の名を上げます。
また父親がいなければ今の自分はいないとも。
その中で、こんなことも言っています。
「おやじの教え方は上手かった。『練習を休もうかな』と言うと『休め、休め。でもな、ゴルフというのは1日休むと感覚が戻るのに2日かかる。2日休むと4日かかる」とやんわりと言われる。なんだ、休めねえなと。」
一方、父親はこう言っています。
「僕は素人だから良かったんだと思います。常識にとらわれることなく、その都度その都度一番良い方法を選択できました。」
「僕は幸せものだと思いますよ。60歳を過ぎてもまだ勉強しなきゃならないんだから。」
と。
イチロー選手や杉山愛選手のケースと違って、最初からプロゴルファーにしようと思って育てたと言われていますが、でもその根底にあるポリシーはとても近い気がします。
子どもと対等に、子どもを尊重し、子育てを楽しみ、そして自分も学び続ける。
子育ての技術よりも大事なのは、そういう親の姿勢なのでしょう。
そんな親を見て、子ども達はぐんぐん成長するのかもしれません。
さー、今日もスポーツを楽しもう!