2015.05.30 「ママはこう思うけど、あなたはどう?」
スポーツの楽しさをお伝えするATHLEADブログ。
オクです。
今回も前回に引続き、元テニスプレーヤー杉山愛選手のお母さん、芙紗子さんの話。
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芙紗子さんは、娘の話をする時は、一貫して「彼女」という3人称を使ったといいます。
そして、何かを決める時は「ママはこう思うけど、あなたはどう?」と聞いて、決して親の判断を押しつけることはしませんでした。
なぜか?
「それは彼女に自分で考え、判断し、行動してほしいという願いがあったから」。
そうやって、自分で考え、判断し、行動してきた中学3年生の杉山選手は、本当はエスカレーター式でそのまま高校に進学できたものの、よりテニスに集中するために、高校を変えたいと言い出したといいます。
そして、芙紗子さんに「ママ、これから校長先生に(進学を)断りに行くからいっしょに来てくれる?」とお願いをしました。
それは「私はこうしたいから、ママ、協力して」という感じで、それに対して芙紗子さんは「ちょっと手伝いをして」あげたぐらいだったというのです。
すげー。
この2人、できる部下とできる上司の関係みたい。
そんな芙紗子さんの子育てには、2つの理念があったといいます。
1つ目は、「フレキシブル&ナチュラル」。
子どもの発想や行動を大事にし、枠にはめたり、他人と比べたりしないこと。
2つ目は、もし娘達が自分の子どもでなかったとしても、大人になった時に「お茶に誘いたいな」と思えるような魅力的な女性になってほしいし、一方、自分も「お茶に誘ってみたい」と思われるおば様になりたいと。
芙紗子さん曰く。
「育った環境も自然に恵まれていましたけど、私自身も自然体で育てていましたね。子どもを枠にはめないというか、大人の価値観で押さえつけないというか、既存の教育論からははみ出たところで育てました。親の勝手で子どもにこうしてほしいと思うから、親にも子どもにもストレスが溜まるのであって、大勢に影響のないことに目をつぶると、もう子どもを叱る理由なんてほとんどなくなってしまうんですよ。」
芙紗子さんの理念の根底にあるのは、「親も子も対等であるべき」ということでした。
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今日は、二女が熱を出してしまったので、これから、長女と2人でドライブしてきます。
ランチどうしよう?
そうだ、長女に聞いてみよう。
「パパはラーメンが良いと思うけど、あなたはどう?」って。
それでは、今日もスポーツを楽しもう!!
※詳しくは以前もご紹介した吉井妙子著「天才は親が作る」をご参照のこと。