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BLOG

2015年5月23日

2015.05.23    「身をもって感じさせないとダメなんです」

ライター
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スポーツの楽しさをお伝えするATHLEADブログ。

オクです。

先週日曜日に、長女とボールを持って散歩に行きました。

「散歩は彼女のためのもの」と思いながら、娘がやりたいことにとことんつき合ったら、1時間のつもりが、なんと3時間半のお散歩になりました。
なげー。笑

ボールで遊びたい、鬼ごっこもしたい、小石も拾いたい、池の亀も見たい、すべり台もやりたい、お店屋さんもやりたい・・・やりたいことがたーくさん。

「◯◯しよう!」
「◯◯してみない?」

とか、

「もっと◯◯したらうまくいくよ!」
「◯◯なやり方もあるよ!」

とか言わずに、娘のやりたいことを、急かさずにゆっくりと、とことんつき合ってみました。
そして、娘の表情や仕草を注意深く見てみました。

もうね、やることなすこと、うまくできないわけなんですが、でも2回3回とやると、彼女なりに少しずつ工夫をするわけです。
そして、困ったような真剣な表情が、パッと一気に明るくなったり、得意げになったりするんです。
そして、うまくいったことは何度も何度もずーっとやり続けます・・・。

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最後は「おうちに帰ろう!」って自分から言って、肩をきりながら、パパの前をぐいぐい歩いていきました♪
おもれー。

さらに夕食の時に、お散歩の時のことをしゃべるしゃべる。
中には「それ何だっけ?」ってこともあるんだけど、ごはんをボロボロ落としながら、終始、ご機嫌な夕食となりました。

楽しかった。
疲れたけど、楽しかった。笑

そして、この散歩で、僕は何を思ったか?

パパの僕は、娘に対して、いろんな場面で何かと制限をしてた。
いろんな場面で娘の機会を奪ってた。
言い換えると、好奇心を、可能性を、成長を奪ってた(?)。

・・・本当にこれは良くないぞ、と思いました。

だけど、1時間が3時間半になるという、あえて言いますが、アクシデントね。
このアクシデントをどうアクシデントでなくすか?日常にするか?楽しむか?

いや、すごく楽しかったんです。
3時間半、とても楽しかったし、面白かったんです。
でも、なんだろうな、最初はやっぱり忍耐が必要かもしれないな。

・・・きれいごとは言わない!

徐々に自然にうまくできるようにがんばる。

 

さて。
そんな気づきを与えてくれた、元テニスプレーヤーの杉山愛選手のお母さんであり、コーチでもあった芙紗子さん。

娘がクツを履き終えるのを30分待っただけではありません。
他にもいろいろ目から鱗なことがたくさん。

「子どもは早く寝なさい」とは絶対に言わず、その代わりに「6時半の起床時間は必ず守りなさいね。それで文句を言うんだったら、次からはなしよ」と約束させたといいます。

なぜか?
「子どもだから早く寝なさいということじゃなくて、子どもは睡眠時間が大人より必要なんだということを、身をもって感じさせないとダメなんです」と。

いやー、そんな風に思ったことないわー。
「寝なさーーーーーーい!!」って言ってるわー。
ほぼ毎日言ってるわー。

はたまた。

子ども達がジャガイモ畑に入った時のこと。
他のお母さん達は「おじさんに叱られるでしょ。戻ってらっしゃい」と言って叱る。

でも芙紗子さんは、「そんな時は愛に後で『おじさんに叱られるからジャガイモ畑に入っちゃいけないんではなくて、ジャガイモの芽を踏んじゃいけないから入っちゃいけないんだよね』と必ず言い直したりしていました」と。

いやー、それ、よく使うわー。
「ママに叱られるから、娘ちゃん、ダメだよ」って何度も使ってきたわー。
何なら「パパが叱られるからやめて。お願いだからやめて」って言ってきたわー。

うわー。
芙紗子さん、すげー。

・・・芙紗子さんは、どんな気持ちで娘を育ててきたんだろう。

 

続きます。

それでは今日もスポーツを楽しもう!!

※詳しくは以前もご紹介した吉井妙子著「天才は親が作る」をご参照のこと。